電気機関車
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(日本国有鉄道工作局編集本引用)
日本国有鉄道の電化工事は信越線碓氷峠に於けるを以て嚆矢とする。同線区はいわゆるアブト式区間で、急勾配と断続する26個のトンネルのため、蒸気機関車は旅客、乗務員共に煤煙による労苦は甚だしいものであった。よって明治44年(1911年)横川、軽井沢間の電化工事完成と共に、ドイツよりアブト式電気機関車を購入し、試運転の後、翌45年(1912年)から正式の運転を開始した。
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