形式EF10

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蒸気機関車

貨物用電気機関車

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(日本国有鉄道工作局編集本引用)

昭和9年(1934年)丹那トンネル開通に伴い東海道本線の貨物列車用として製作された。車体及び動輪部分はEF53形と全く同一で、ただ先台車1軸とし、デッキが小形となった点が相異する。同形式41両を数え、現在EF15形に次いで最も両数が多い。製作年度により形態に可成りの相異が認められる。即ち昭和12年(1937年)の第17号車以降24号車に至る8両は車体に流線形を加味し角に大きな丸みが付き、モニターの形状も異った。ヴェンチレーターは片側4個となり、内側2個が大型である。更に大なる相異点は、第18.19号の2両を除く6両には初めて鋳鋼製一体台車を使用したことである。昭和14年(1939年)以降の第25〜33号車では車体の丸味がとれて、側板、屋根一体の角形となり、ヴェンチレータは4個で外側が大型となった。且つ第30〜33号車には鋳鋼一体台車が使用されている。更に昭和16年(1941年)以降の最後のグループ第(34〜41号車)ではモーター上前後両端にガーランド形通風器をのせ、外観ではEF12形と酷似するに到った。重量97.50〜99.50t 出力1,350kW 引張力13,500kgなお第30号以降は重連制御可能である。

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