雑形ボギー客車
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(日本国有鉄道工作局編集本引用)
ボギー客車が初めて我国に出現したのは明治8年(1875年)、英国製の「コハ2100形」である。次で翌9年(1876年)神戸工場に於て国産最初のボギー客車が製造され、その定員は、100人であった。ボギー客車がかくして本格的に増備されだしたのは明治中葉以降で、当時の各大私鉄でも官鉄と競って規格を定めず自由に各種のボギー客車を製造したので、明治39年(1906年)法により官鉄に併合された「ボギー客車」は実に種々雑多であった。明治43年(1910年)基本型車両が定められ、これ等初期のボギー客車は雑形と称される事になった。