形式オヤ9970

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職用車

(日本国有鉄道工作局編集本引用)

明治41年(1908年)米国ウオースン会社にて九州鉄道株式会社の注文により製作された豪華急行列車一編成中の食堂車として竣成した。然し輸入された時は既に九州鉄道は官鉄となり、為に此の豪華編成車は目的通り運行せられずスシ9150形式として転々するうち大井工場にて教習車スヤ9031号車に改造され、あたら優美な舶來食堂車を失ったのである。後9930形となったが昭和24年(1949年)3月東鉄にて廃車となった。外観は改造後と雖も今尚優美な姿態を残し窓上幕板部の飾り、吹寄せにある楕円形飾り付緑色ガラス、出入台扉の独特の形等竣成時の面影を偲ばせる。尚此の一編成車は1等車、2等車、寝台車、食堂車及展望車よりなり、全部教習車に改造され、今は廃車となったが唯札局配属のフスイネ9030→オヤ9941号車のみ現存する。台車はブリル製3軸ボギー。

形式オヤ9970

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