オハ35

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長形鋼製ボギー客車

(日本国有鉄道工作局編集本引用)

三等車

昭和14年1939年3365号形式として竣成国鉄の新式三等客車である。昭和24年度194 9年製造終了まで無慮119 7両、現役国鉄客車中最大両数を有する形式である。国鉄最初の大窓三等客車として出現し、すなわち標準型となって旅客へのサービス及び増大する輸送力に対応するためスハフ34720形式とともに大量生産に移されたのである。初期の車は32800形を大窓化しただけで設備形状はあまり変化なかった。昭和16年194 1年オハ35形となったが戦局の進展激しく、本形式車も昭和17年1942年度73両の申請を以て当分客車の製造は中止せられるることとなった。昭和21年1946年1月、終戦後の極度に切迫した輸送力、限界に達した車両の疲労を救うため資金、資材、労力の困難を克服し、再びオハ35方の大量増備が始められた。オハ35582号車からは旧設計で、オハ35700号車からは当時の資力、資材、工員の技術力を勘案し、より経済的に迅速に大量生産できるよう設計された切妻式の車となった。ようやくのごとくに製造開始させられたためと、また戦前においても本形式車は各種車両技術のテストケースとして製造せられたため形態は、長柱式あり、ウィンドウ・ヘッダーあるいはシル、あるいは両方とも埋め込み式あり、屋根全鋼板式あり、切妻式も普通型と完全形あり、じつに千変万化である。定員は88人、台車はTR23型

スハフ32

スハフ32

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