スイロネ37

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長形鋼製ボギー客車

(日本国有鉄道工作局編集本引用)

一、二等寝台車とその内部

昭和13年度(1948年)9月鷹取工場でマイロネフ37290形式として竣工した皇族専用車である。3両製造され東京・尾久・京都に常備された。室内設備は当時の車両技術の粋をこらした車で用材はチーク材を用い、今尚国鉄の優秀車中の優秀車である。室内は前位寄りに1等寝室と云うよりは綺麗に整った洋風な小部屋を2室設け、室内は中央に小卓と安楽肱掛椅子一組を備え、片側にソファ兼用の寝台がある。尚前位寄りには専用の大形化粧室とこれに続く洋式便所がある。これ等1等室部分は1m幅の大窓、続く2等室附近は従来の小窓である。2等室はプルマン式寝台で昼間は横手式座席となり、夜間はこれを操作して長手式の寝台となる。2等室の次に洗面所・便所・反対側に給仕室・車掌室がある。昭和16年(1941年)スイロネフ38形となる。終戦後進駐軍用に接収され、冷房装置を施した際車掌室を撤去されスイロネ37形となった。接収解除後一時特別職用車(スヤ)となったが昭和27年(1952年)又本来の使命に返り咲き、大井工場で一部改造の上 皇太子殿下 正式の御乗用車となる。定員イ8人、イネ2人、ロ2人、ロネ12人。現スイロネ29

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