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初期の鋼製ボギー客車

(日本国有鉄道工作局編集本引用)

病客車とその内部

昭和5年(1930年)3等特急桜号用客車スハ33900形式として竣成したが、昭和10年(1935年)3月各等特急富士号用として製造した33000形のスハが後に32800形スハの増備で番号が重る為33900形に形式変更されたので、此の車は止むなく32550形と形式変更した。其の頃既に桜号には32800形を使用し全車予備となっていた本形式車は戦局の進展と共に2両残して他は総べて病客車に改造、スヘ32550形式となった。昭和16年(1941年)スヘ30形となり、未改造車はスハ33形となった。終戦後進駐軍用となった。台車TR23形。内部写真の如く一端は通路となり、病室は10枚の畳敷きで患者は自由な姿勢で輸送される。一偶に衛生兵用の座席がある。スヘセ3017号車は病室の一偶に精神病室が設けられた。

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