形式8620蒸気機関車
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形式8620
使用圧力:12.7s/平方p
弁装置:ワルシャート式
出現年次:大正3〜昭和4年
製造所:日 日本車両、汽車製造、川崎造船所、三菱造船所、日立製作所
この機関車の出現以前には8800・8900形式等2C形の強力なものが使用されていた。しかし、それより小形で旅客用にも急行用にも適するものとして製造された1C形で、動輪直径は1600ミリである。粘着重量の割合にはボイラ容量が少なくしてあるが、これは当時の急行列車は80km/hを超えることが少なく、また過熱蒸気を採用したことによりボイラ容量を補い得るからである。これに使用された先台車は第1動輪に横動を与え、復元装置にはリンク式とコイルバネを併用して2軸ボギーの代用をはかった島式ボギーと称すべきものである。この形式の機関車は687両の多きに達し、現在でも全国の至る所で活躍している。