形式9850蒸気機関車

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蒸気機関車

型式9850 CC形マレー式過熱テンダ機関車


使用初年:大正元年(1912年)
製造所:Henschel u. ShonA.G.(独)
改造所:

シリンダ径×行程mm 449+648×610
常用圧力㎏/㎠ 14.1
火床面積 ㎡ 1.95
伝熱面積 ㎡ 166.5
動輪直径 mm 1250

この4形式のマレー式機関車は大正元年(1912年)に輸入されたものである。当時欧米に於ては複式マレー形の流行した時期であったので、我国も試験的にこれを採用し、東海道線山北・沼津間、関西線、加茂・亀山間、信越線長野附近にも配属されていた。本機の構造は複式であるので理論的には経済的であり且つ2組の機関を備えているのでより強力なものであったが、複雑な機構の伴う保守の困難さと、9600、9900等これに変わる新鋭機の出現によって、其の後新製を見ず早く廃車になった。

型式9850 CC形マレー式過熱テンダ機関車

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