形式D52蒸気機関車
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形式D52
使用圧力:16.0s/平方p
弁装置:ワルシャート式
出現年次:昭和18〜21年
製造所:日 日本車両、汽車製造、川崎車両、三菱重工業、日立製作所、運輸通信省浜松、鷹取の両工場
第2次大戦のたけなわな昭和18年に製造されたが、当時海上輸送から陸上輸送に転換した石炭その他の重要物資の大量輸送のため、D51形式の引っ張り力を22%増大した主要幹線用機関車である。この機関車はボイラを大型かつ高圧にするとともにその重量増を利用して許す限りその出力を大きくしたもので、ボイラに燃焼室を設けて重量配分を適正にするとともに燃焼効率も向上させており、その性能は優秀であるが、本格的戦時設計のため、戦後は不良ボイラを淘汰するほか、種々の装備を改造する必要があった。当鷹取工場でも昭和18、19年の2年間にD5221号以下追番で13両を製造したが、この機関車に関する逸話も多い。なお、C62形式はこの機関車のボイラを転用した機関車である。
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