形式C59127号蒸気機関車
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形式C59127号
使用圧力:16.0s/平方p
弁装置:ワルシャート式
出現年次:昭和16〜18、21,22年
製造所:日 汽車製造、川崎車両、日立製作所
燃料に重油だけを使用するいわゆる重油専燃機関車の改造が昭和27年12月鷹取工場において完成し、東海道・山陽本線の勾配線で現車試験を行なった。日本の機関車は火室が狭いため、その燃焼量がすくなくなり、性能がでなかった。これに関し種々研究改造を行った結果、石炭焚きに比べてけん引力・無煙運転・乗務員の労力軽減等すべての点で抜群の成績を発揮した。しかし、近代化の波に流されて量産されず、一機で終わったことは誠に残念であった。このほかに、火室内の石炭にB重油を蒸気で混入させる重油併燃装置の新設を27年4月から39年末までに72両施工した。
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