形式9800蒸気機関車
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形式9800
使用圧力:14.1s/平方p
弁装置:ワルシャート式
出現年次:大正元年
製造所:米 ボールドウイン
C形機関車2両分の台ワクの上にボイラをのせた形のこのマレー形機関車は、連続的に同一量の蒸気を使用する運転に対しては経済的であるが、日本のようにこう配の変化が多い所では、炭水消費量の節約にはあまり効果がなかったようである。
またこの機関車は、価格が張るうえ、速度が速くなると動揺が大きくなる等問題が多いほか、保守の面でも前後のシリンダを結ぶ太い蒸気管が台ワクの内側にあり、その取り付けが困難である等難点が多く、話題の多い機関車であった。この機関車は関西線に一部使用されていた。

